2007年に起きた時津風部屋による未成年の新弟子に対する集団暴行致死・及び隠蔽事件の経緯
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- 20074
- 時太山(斎藤俊)が時津風部屋に入門
- 20076.18
- 稽古の厳しさから実家に逃げていた斎藤さんを父正人さんが部屋に連れ戻される
- 20076.25
- 憤慨した時津風邪親方(山本順一)がビール瓶で額を殴打、他弟子に「かわいがり(と言う名の暴行)」を指示
- 20076.26
- ぶつかり稽古を30分行った後、金属バットで殴打するなど集団暴行
- 斎藤さんが心肺停止状態で犬山中央病院に運ばれ、死亡が確認
この時、時津風部屋側が行った対応
- 斎藤さんが倒れた直後も救急車を呼ばず、弟子たちに口止めを図る
- 即座に火葬して隠蔽を図る
- 斎藤さんはマリファナを使用していたと証言
- 犬山病院医師は死因を急性心不全と誤診、犬山署は虚血性心疾患に変更して発表※ 救急車で少年を搬送した犬山市消防本部は、巡業先を管轄する愛知県警犬山署に「労働災害の可能性あり。不審死の疑い」と連絡していました。
- 時津風部屋側が遺族に無断で火葬を企み、不審に思った葬儀業者から斎藤さんの実家に連絡が届く
- 20076.28
- 不審に思った遺族が遺体を地元に搬送、新潟大学医学部で公費承諾解剖を実施したことから暴行の事実が発覚
- 20079
- この頃になってようやく事件が世間に明るみになる相撲協会はこれまで内々でことを済ませようとしていたようです。
- 200710.5
- 日本相撲協会が山本順一を解雇山本は相撲協会に対して退職金2000万円を請求し、拒否されたため協会を提訴、その後1588万円の支払いで和解。
- 200710.9
- 時津海正博が現役を引退して16代時津風を襲名
- 20082.7
- 山本順一と暴行に加わった兄弟子3人を傷害および傷害致死容疑で逮捕
- 20082.29
- 別の兄弟子3人を書類送検
- 200812.18
- 名古屋地方裁判所が暴行に加わった兄弟子3人が執行猶予付きの有罪判決(うち2人は懲役3年・執行猶予5年、1人は懲役2年6月・執行猶予5年)
- 20095.29
- 名古屋地方裁判所が山本順一に懲役6年の実刑判決、即日控訴、保釈申請(保釈保証金は1,000万円で許可)
- 20104.5
- 名古屋高等裁判所が一審判決を破棄し新たに懲役5年の実刑判決、即日控訴一審終了後に被告人が退職金を被害弁済に充当したことなどを情状酌量
- 20117.20
- 山本順一が事件についてまとめた「悪者扱い」を出版
- 20118.29
- 最高裁判所が上告を棄却、二審の懲役5年の実刑判決が確定、三重刑務所に服役
- 20148.12
- 肺がんによる治療のため刑の執行停止・入院中病状悪化のため死去