「科学的特性マップに関する意見交換会」サクラ参加者動員問題の経緯

原子力発電環境整備機構(NUMO)主催の「科学的特性マップに関する意見交換会」の参加者集めに委託業者オーシャナイズが金銭供与していた問題

コンテンツ

20178.8
NUMOが株式会社地域活性化総合研究所(地活研)と業務委託契約を2億6976万4627円で締結
20178.18
NUMO、地活研、オーシャナイズで打ち合わせを行い、金銭供与による参加者集めは出来ないことを確認
また、「動員」という言葉は使用してはならないことを確認
20179.6
オーシャナイズが33都道府県合計100名の学生参加集めの活動費として150万円を提案
201710.7-9
業務発注・開始について地活研とオーシャナイズで意見の相違があり口論
201710.10
オーシャナイズが学生参加集め業務を開始するが、この時担当者に金銭供与が禁止されていることを伝えず
201710.12
オーシャナイズから地活研に学生参加案内文を送るように指示があったが、通常の学生参加案内のみ送り、金銭供与について示唆していた案内文は送らなかった。
この頃、33都道府県計100人の参加者集め目標に対し、地活研からオーシャナイズに対し「責任を持て」と指示

送られなかった案内文

201710.16
オーシャナイズが大学学生団体OBに団体に意見交換会参加の謝金5000円または他の代替サービス提供で参加を呼びかける
201710.18
東京会場に当該学生団体から5名が参加
この時、謝金供与の条件は1部・2部への参加であったが、5名とも1部のみ参加で途中帰宅した。
201710
オーシャナイズがビーウェルに愛知、大阪、兵庫会場での参加者集めを1人当たり手数料1万円で依頼
201710.20頃
ビーウェルがボランティア団体に意見交換会参加参加の謝金5000円または他の代替サービス提供で参加を呼びかける
ビーウェルがテニスサークルに意見交換会参加参加の謝金5000円または他の代替サービス提供で参加を呼びかける
201710.25
愛知会場に当該ボランティア団体から2名が参加し、謝金の代わりにパンフレットデザイン業務の提供を受ける
ビーウェルが学生団体に意見交換会参加の謝金5000円または他の代替サービス提供で参加を呼びかける
201710.25-
オーシャナイズがインターン生を介して5つの学生団体、自身の友人らに対し埼玉会場での意見交換会に謝金10,000円で参加を呼びかける
201710
ビーウェルが学生団体に意見交換会参加参加の謝金5000円または他の代替サービス提供で参加を呼びかける
201710.31
大阪会場に当該学生団体から8名が参加し、謝金の代わりにイベントスペース貸出の提供を受ける
大阪会場に当該学生団体から4名が参加し、謝金の代わりにチラシデザイン業務の提供を受ける
201711.2
兵庫会場に当該テニスサークルから6名が参加し、謝金の代わりにポスターデザイン業務の提供を受ける
兵庫会場に当該学生団体から2名が参加し、謝金の代わりにイベントスペース貸出の提供を受ける
201711.3
埼玉会場に当該5つの学生団体から7名が参加、学生友人5名の計12名が参加
201711.6
埼玉会場に参加した大学生から「参加すれば1万円もらえると聞いた」旨の発言を機に問題が発覚
201711.7
NUMOが地活研の株式会社オーシャナイズへの学生参加業務(委託料150万円)再委託を承認
201711.24
NUMOと地活研の委託契約解除、地活研とオーシャナイズとの再委託関係解除
201712.27
調査結果・再発防止などを発表

捕捉

NUMO主催の意見交換会は問題が明るみになった「科学的特性マップに関する意見交換会」(2017年10月17日~ 全46会場)以前に8回行われています。これら8回の意見交換会の委託先は電通で、再委託先が地活研、オーシャナイズとなっています。

  1. シンポジウム「地層処分を考える」(2014年5月~2015年3月 全29会場)
  2. 全国シンポジウム「いま改めて考えよう地層処分」(2015年5月~2015年6月 全9会場)
  3. 全国シンポジウム「いま改めて考えよう地層処分~処分地の適性と段階的な選定の進め方」(2015年10月 全9会場)
  4. 全国シンポジウム「いま改めて考えよう地層処分~科学的有望地の提示に向けて」(2016年5月~2016年6月 全9会場)
  5. 高レベル放射性廃棄物について考える地層処分セミナー(2016年7月~2016年10月 全17会場)
  6. 高レベル放射性廃棄物について考える地層処分意見交換会(2016年10月~2016年11月 全9会場)
  7. 高レベル放射性廃棄物について考える地層処分セミナー(2017年2月~2017年3月 全5会場)
  8. 全国シンポジウム「いま改めて考えよう地層処分~科学的特性マップの提示に向けて」(2017年5月~2017年6月 全9会場)

これら過去イベントで少なくとも「5」「6」「8」で合計79人がオーシャナイズ、ビーウェルから参加が呼びかけられており、その内2人に5,000円の謝金が支払われていることが確認されています。
但し、開催から時間も経過して参加者の情報が不明であり、またオーシャナイズの担当者が退社していることから実態の全貌を明らかにすることは出来ていません。

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原発

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    少なくとも2016年7月頃から金銭や他サービス提供を条件として意見交換会に学生を集めていたことがわかりました。